PTSDの種類とその特徴として挙げられるのは、まず衝撃的な事件や事故の「再体験」があります。
日常生活の中で何の前触れもなく、突然リアルにありありとその出来事を思い出してしまう幻覚や幻聴を伴うフラッシュバックが、再体験の代表的な症状です。
無意識にまるでその出来事が再現しているかのように怯えたり、逃げたり、叫んだり等の行動に出てしまう事もあります。
本人は思い出したくないと思っているのに、心の中で何度も思い描いてしまう事や、苦痛を伴うリアルな悪夢も再体験に含まれます。
そして次ぎに挙げられるのが、事件や事故について考えたり、思い出すような場所や人を避ける「回避行動」。
回避の度合いが強くなるとその衝撃的な記憶そのものを消したり、なかったかのようにふるまう場合もあります。
全ての事に興味を失い、将来への希望をなくしてしまう場合もあります。
さらに、「持続的な覚醒状態の亢進」が挙げられます。
寝てもちょっとした音で飛び起きてしまう睡眠障害や、ささやかな刺激でも驚く過剰反応、過剰な警戒心や驚愕反応、集中力の欠落等、神経の興奮状態が亢進し続けている為に、常にぴりぴりしているような症状が続いてしまいます。自分だけ家庭内にいても、学校にいても常に誰からも切り離されていると感じてしまう、感情が何も涌いてこない、現実に生きている実感がない、人との会話が宙に浮いて上滑りしているような感覚に囚われてしまう等の「解離症状」もあります。