PTSDの治療方法は二段階に分かれます。
第一段階としては、衝撃的な事件や事故に遭遇した直後に必要な「応急処置」があります。
素早く対応することによって、その後のPTSDを緩和する事につながります。
被災者や被害者に安心感を与え、自分自身で自我をコントロールする感じを取り戻させます。
事件や事故、災害を報道する番組は見せない等刺激から遠ざけ、以前の心のバランスを取り戻すようにします。
そして第二段階としては、PTSDの症状が出始めた場合の治療です。
一般的な薬での治療として、睡眠障害や不安感等、神経が過敏になっておこる症状には抗不安剤・ソラナックス等を、気分が落ち込みうつ状態になっている症状には抗うつ薬・デプロメール等を、また最近ではPTSD治療の第一選択薬剤として、SSRIという「選択的セロトニン再取り込み阻害剤」が使われています。
心理療法としてはカウンセリングを中心として、恐怖や衝撃体験を言葉化させたり、不安のコントロールをする行動療法、また最近では催眠療法やグループ療法、EMDRという眼球運動によっての脱感作と再処理法も用いられています。この眼球運動には、恐怖や衝撃体験を思い浮かべながら眼球を動かすことでそれを処理する効果があるとされています。
絵画や音楽、箱庭などの芸術療法や動物療法が用いられる事もあり、特に子供などに効果があるとされています。
PTSDは全国の心療内科専門の病院やクリニックなどでカウンセリングや投薬治療他を受けられます。