PTSDは外傷後ストレス障害のことです。
通常成人には「自我」という機能が備わっているので、何か刺激を受けても対応する事ができるのですが、普通の生活では予期できないような非常に大きな衝撃を受けた時に、「自我」のコントロールができず対応ができない状態になってしまいます。
この時に受けた心の傷が、心や身体の病的な反応を引き起こしてしまうのがPTSDなのです。
PTSDの原因になる出来事として挙げられるのは、予知できない所で突然おこる地震や洪水、津波、火山の噴火等の大きな自然災害や、航空機事故や列車事故、大規模な交通災害、火災、原発事故、爆発事故、テロなどの人工の災害です。
また、殺人や人質、強姦、虐待等の人による犯罪暴力体験も原因となります。人は様々な衝撃を体験しても、時間の経過とともに心身の安定を取り戻して行くのですが、そのコントロールができずに、心の障害を残してしまったPTSDは、専門家による治療が必要になります。
PTSDは抱え込んで我慢をすることでは解決にはならず、苦しみが長引くだけなので、その恐怖体験を話せて聞いてくれるような心理的な支えを作る事が必要です。
現在PTSDの治療には、主に薬物療法とカウンセリングによる心理療法、EMDR(眼球運動)などがあります。