■PTSDの知識
PTSDというのは、「Post-traumatic Stress Disorder」の略称で、アメリカの精神障害診断統計マニュアルにある診断名の一つです。
日本語の意味は「外傷後ストレス障害」です。
PTSDは普通に生活を送っていた人間がある日突然何の前触れもなく自分の対処能力をはるかに超えた、突然の衝撃的出来事を体験する事で、様々な精神的障害を起こす事で、大災害や犯罪被害、戦争やテロ等の激しいショックと強い恐怖を味わった人がかかる事が多いとされています。
しかしながらその人の性格等によっては同じ衝撃を受けてもPTSDを発症する人としない人がいるので、衝撃=PTSDの原因と発症とは限定できなくなっています。
日本では、阪神・淡路大震災の後、PTSDという言葉がマスコミで取り上げられ認知度と関心が高まり、大きな事件や災害の度にその事実だけではなく、被災者や被害者のPTSDも取り上げられるようになりました。
またPTSDのその後のケアなどにも注目が集まるようになり研究も進められるようになりました。
PTSDは、その衝撃を受けた出来事を突然リアルに思い出してしまうフラッシュバックや、悪夢の連続が一番の特徴的な症状です。
通常の精神的ショックであれば、時の流れとともに心身も安静を取り戻しますが、PTSDの場合には治療が必要です。
特に性格的にストレスに過敏な人や、自我がまだ形成されておらず問題に立ち向かう事が自分ではできない幼子の場合は、大きな障害を残すこともあるので早期の対応が必要とされます。